ウクライナ、今年の収穫量半減も 軍事侵攻で=ゼレンスキー氏

[オデッサ 31日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は31日、ロシアの軍事侵攻の影響により、今年の収穫量が例年の半分になる可能性があるとの見方を示した。

「ウクライナの今年の収穫は、半減する恐れがある」とツイッターに投稿した。

「ロシアの侵攻によって引き起こされる世界的な食料危機を防ぐことが、われわれの主要な目標だ。穀物を届ける代わりの方法を見つける」とも述べた。

世界有数の穀物供給国であるウクライナは、ロシア軍による黒海沿岸の港湾封鎖によって穀物輸出が停滞。国連とトルコの仲介で22日に署名された協定は、ウクライナ南部の3つの港から穀物を運ぶ船舶の安全な航行について定めている。

中国ロケット落下、NASAが軌道情報共有せずと批判

[ワシントン 30日 ロイター] – 中国のロケット「長征5号B」が31日、大気圏再突入後も大きな塊のまま地上に落下した問題で、米航空宇宙局(NASA)は中国に対し、宇宙ゴミ(スペースデブリ)の落下被害が出る可能性を把握する上で必要な「具体的な軌道情報」を共有しなかったと批判した。

米宇宙軍によると、長征5号Bは米東部時間31日午後12時45分ごろ、インド洋上空で大気圏に再突入したもよう。

これについてNASAのネルソン局長は「宇宙空間を利用する全ての国は、確立されている最善の慣行に従い、デブリがもたらすリスクの予測にあらかじめ信頼性を与えるよう、この種の情報共有に参加しなければならない。そうした行動こそが、責任ある宇宙空間の利用と地球上の人々の安全確保において重要だ」と訴えた。

中国が重さ22.5トンに上る長征5号Bのコアステージ(第1段)を無制御で地上に落下させようとしたことについて、米専門機関からも無謀な行為だとの声が出ている。

サル痘で緊急事態宣言=NY州知事

[30日 ロイター] – 米ニューヨーク州のホークル知事は29日、サル痘の感染拡大が続いているとして緊急事態を宣言した。

ホークル氏は「サル痘の大流行に対抗する取り組みをより強化するため、緊急事態を宣言する」とツイッターに投稿。米国内のサル痘感染事例の4分の1以上がニューヨーク州で確認されていると述べた。

ニューヨーク州保健局によると、同州では29日までに1383件の感染が報告されている。

OPEC事務局長、生産協定にロシアの参加不可欠と強調

[31日 ロイター] – 石油輸出国機構(OPEC)のハイサム・アルガイス事務局長は、OPECと非加盟産油国でつくる「OPECプラス」が生産協定を結ぶ上でロシアの参加は不可欠だとの見方を示した。クウェート紙アルライが31日、独占インタビューとして伝えた。

アルガイス氏は、ロシアを「世界のエネルギー地図における巨大で主要、かつ強い影響力を持つプレーヤー」と表現するとともに、OPECと決して競合する関係にはないと述べた。

OPECプラスは8月3日に会合を開き、9月の生産量据え置きを検討する見通し。アルガイス氏にとってはOPEC事務局長として初めての会合になる。

また同氏は「最近の原油価格上昇はロシアとウクライナの戦争だけに起因するわけではないと強調する姿勢は変えない」と発言。あらゆるデータからは、ロシアのウクライナ侵攻前から原油価格が緩やかで累積的に上がり始めたことが分かり、それは市場に増産余力が不足しているとの認識が広がったためだと指摘し、実際増産余力を持つ国はごく少数に限定されていると付け加えた。

中国、シャドーバンク関連リスクが大幅低下=銀保監会

[北京 30日 ロイター] – 中国銀行保険監督管理委員会(CBIRC)の梁涛副主席は、同国の「影の銀行(シャドーバンク)」部門の資産とリスクは継続的な規制を通じて大幅に減少したとの見解を示した。中国紙の証券時報が30日に報じた。

関連資産・リスクは今年6月末時点で、ピークから29兆元(4兆3000億ドル)余り減少したと述べたが、ピークを迎えたのがいつかは明らかにしなかった。

同時に、一部の金融商品は構造が複雑で高いレバレッジを利かせるため、隠れたリスクが高いことに警鐘を鳴らした。一部の機関は不適切な金融革新を使って新たな形のシャドーバンクを作り出す恐れがあるため、人々はシャドーバンクのリスクが再び強まる可能性に警戒する必要があると述べた。

ウクライナ、東部ドネツク州の住民を強制退去へ=大統領

[30日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は30日のテレビ演説で、ロシアと激しい攻防が続く東部ドネツク州の住民に強制退去命令を出す考えを表明した。

同州とルガンスク州で構成するドンバス地域の戦闘地域に残っている数十万人の住民も退去する必要があると訴えた。多くの住民が退去を拒否しているが「それでも退去の必要がある」と述べた。

「ドネツクから多くの人が今すぐ退去すれば、ロシア軍に殺害する時間を与えないことになる」と訴え、住民には補償を行うとした。

報道によると、ベレシュチュク副首相はドネツクの天然ガス供給が破壊されたため、冬が到来するまでに避難を完了させる必要があると強調した。

ロシア・ガスプロム、ラトビアへのガス供給停止

[30日 ロイター] – ロシアの国営ガスプロムは31日、ラトビアがガス供給に関する条件に違反したとして、同国への供給を停止したと発表した。

ロシアは既にポーランド、ブルガリア、フィンランド、オランダ、デンマークへのガス供給を停止している。ロシアの銀行にルーブル建ての口座を開設してガス代金を支払うよう求めたプーチン大統領の要求に応じていないため。

ガスプロムは、ガス供給のどの条件にラトビアが違反したか明らかにしていない。

ラトビア経済省のエネルギー政策担当高官は、ロシアのガス輸入を2023年1月1日から禁止することを既に決定しているとし「こうした動きによる大きな影響はないとみている」と述べた。

ザッカーバーグ氏、メタ事業計画が「楽観的過ぎた」と認める

[29日 ロイター] – 「事業計画があまりに楽観的過ぎた」──。米メタ・プラットフォームズのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、28日に開いた従業員集会で自らが見通しを誤ったことをこう率直に認めた。発言を直接聞いた人物の1人が明らかにした。

ザッカーバーグ氏は従業員からの質問に答え、人を積極的に雇い過ぎたし、経済が落ち込む可能性を織り込めなかったと述べ、新型コロナウイルスのパンデミック中のユーザーと売上高の大幅な伸びがこのまま続くという間違った想定をしていたと説明した。

同氏はこの前日、メタの第2・四半期決算発表後に行った投資家との電話会議で、経済が下向きの局面に入り、それがデジタル広告事業に「幅広い影響」を及ぼすとの見方を示した上で、「下向きのサイクルがどの程度続き、どこまで深刻化するかを予想するのは常に難しい。だが状況は3カ月前より悪いように思われると言いたい」と語っていたが、従業員集会でより明確に同社の苦境を指摘した形になった。

メタは第2・四半期に売上高が上場以来初めて減少に転じ、第3・四半期も減収を予想している。

中国7月製造業PMIは49.0、新型コロナ再流行で再び50割れ

[北京 31日 ロイター] – 中国国家統計局が31日発表した7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.0と予想外に悪化し、景況改善・悪化の分岐点となる50を再び割り込んだ。

新型コロナウイルスの新たな感染拡大と世界経済の見通し悪化が需要を圧迫した。

6月は50.2、ロイターがまとめたアナリスト予想では50.4への改善が見込まれていた。

国家統計局高官の趙慶河氏は声明で「中国の経済繁栄の水準は低下しており、回復のための基盤を強化する必要がある」とした。ガソリン、原料炭、鉄鋼などのエネルギー集約型産業が引き続き低迷し、7月の製造業PMIを押し下げる主な要因となったと分析した。

生産、新規受注、雇用を示す指数がいずれも50を下回った。

生産を示す指数は3ポイント、新規受注は約2ポイント低下し、雇用は0.1ポイント低下した。

ジョーンズ・ラング・ラサールのチーフエコノミストで調査部門トップのブルース・パン氏は調査リポートで、需要の弱さが回復を制約していると指摘。「回復はペースが遅く脆弱なため、第3四半期の成長は予想以上に大きな課題に直面する可能性がある」と予想した。

非製造業PMIは53.8と前月の54.7から低下した。

製造業と非製造業を合わせた総合PMIは52.5。前月は54.1だった。

キャピタル・エコノミクスは政策の抑制、ロックダウン(都市封鎖)への懸念、消費者心理の低迷により、中国経済の回復への道のりはより長くなる恐れがあるとの見方を示した。

ワールドエコノミクスによると、中国企業の41%は7月にロックダウンの影響を受けたが、製造業の景況感指数は6月の50.2から7月には51.7へと大幅に上昇した。

バイデン米大統領が再びコロナ陽性、体調良好で治療せず

[ワシントン 30日 ロイター] – バイデン米大統領は30日、新型コロナウイルス検査で再び陽性になった。同氏の主治医によると、ファイザーの経口治療薬「パクスロビド」を服用した患者の一部に見られる「リバウンド」症例とみられる。

バイデン氏は21日に新型コロナ検査で陽性となった後、27日に自主隔離を終了していた。

ホワイトハウスによると、今後は厳格な隔離に入り、ミシガン州への出張などの予定は取りやめる。

バイデン氏はツイッターに動画を投稿し「気分は良い」「全て順調だ」と述べた。

主治医を務めるケビン・オコナー医師は、これまでの4日間は陰性で症状がないことから治療を再開する計画はないと説明した。