スウェーデン中銀、政策金利据え置き 利上げは24年末と予想

[ストックホルム 25日 ロイター] – スウェーデン中央銀行は25日、主要政策金利のレポ金利をゼロ%に据え置いた。目標を上回る現在のインフレ率は来年鈍化すると予想し、利上げは2024年末になるとの見通しを示した。

スウェーデン中銀はレポ金利を20年初めからゼロ%としている。経済は新型コロナウイルス禍から急速に回復しているが、引き締めを急ぐ姿勢を見せていない。

声明で「インフレ率が長期的に目標に近づくには、コスト圧力をより恒常的に高める必要がある。そのためには金融政策による継続的な支援が必要だ」と指摘した。

またバランスシートを来年いっぱい現在の水準を維持し、その後は徐々に縮小していく計画も変更しなかった。

キャピタル・エコノミクスのシニア欧州エコノミスト、デービッド・オクスレー氏はリポートで「中銀はレポ金利の引き上げを急いでいない。しかし3年の予想期間の最後に利上げ(見通し)を追加したことで、もはや明確なハト派ではなくなった」と指摘した。

スウェーデンクローナは政策決定発表後に対ユーロで一時上昇した。

10月の総合インフレ率は08年秋以来の高水準となったが、中銀は物価圧力は一時的とみている。

インフレ率は来年低下すると予想。「最も重要な理由は、エネルギー価格が来年はそれほど急速に上昇しないと予想されることだ」とし、「成長が落ち着けばボトルネックが解消されることがインフレが鈍化するもう一つの理由だ」と説明した。