ポンド、最安値更新の26日に対ビットコイン取引が急増

ポンド、最安値更新の26日に対ビットコイン取引が急増

[ロンドン 28日 ロイター] – ポンドが対ドルで最安値を更新した26日、ポンドと暗号資産(仮想通貨)ビットコインの間の取引規模が過去最高水準に達したことが、市場データ会社カイコ・リサーチの調査で分かった。

カイコによると、26日の世界主要8取引所におけるポンド/ビットコイン売買高は過去最高の8億4600万ポンド(9億2000万ドル)を記録した。今年これまでの平均約5410万ポンドから大幅に膨れ上がった。

コインシェアーズの調査責任者ジェームズ・バターフィル氏は、取引急増はポンドを売ってビットコインを買う動きが広がったのが原因である公算が大きいと指摘。政治や金融経済の不安定化とビットコインの売買高の伸びには高い相関性があると付け加えた。

同氏によると、過去にもロシアルーブルやウクライナフリブナなどと仮想通貨の取引が活発化したケースはあったが、今回ほど売買が大きくなったのは初めて見たという。

カイコの調査アナリスト、コナー・ライダー氏は、このデータから仮想通貨市場が法定通貨のボラティリティー拡大に反応する様子がうかがえると説明。ポンドが急落した26日は、機会を狙っていた投資家がビットコインと主要法定通貨の間の価格の歪みで利益を稼ぐ裁定取引に殺到したとの見方を示した。

仮想通貨交換所ビットフィネックスも、26日にポンドとビットコインの売買が「著しく跳ね上がった」と認めた。