独ポルシェが29日上場、市場混乱でも公開価格は仮条件の上限

独ポルシェが29日上場、市場混乱でも公開価格は仮条件の上限

[フランクフルト 29日 ロイター] – ドイツ高級スポーツ車メーカー、ポルシェが29日にフランクフルト証券取引所に上場する。親会社のフォルクスワーゲン(VW)は公開価格を仮条件レンジの上限に設定、世界の金融市場が混乱する中でも強い需要を集めたことが示された。

募集は28日に締め切られ、公開価格は82.50ユーロに決まった。先に提示された仮条件レンジは76.50─82.50ユーロだった。

資金調達額は約195億ユーロ(190億ドル)に上るとみられる。市場混乱の影響で欧州株式市場では、ポルシェ以外の新規株式公開(IPO)がほぼ停止している。

議決権のない優先株を最大1億1387万5000株売り出すとしている。

リフィニティブのデータによると、欧州株式市場での今年の資金調達額は440億ドルと、2009年の世界的な金融危機以降で最低となっており、このうちIPOの調達額は45億ドルにとどまった。

VWは、市場の不安定化について、ファンドマネジャーがポルシェのような安定的かつ魅力的な銘柄を切望する理由になっているとの見解を示している。