米ノババックス、FDAにコロナワクチンの緊急使用許可申請

米ノババックス、FDAにコロナワクチンの緊急使用許可申請

[31日 ロイター] – 米バイオ医薬品のノババックスは31日、同社が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、米食品医薬品局(FDA)に成人向けの緊急使用許可を申請したと発表した。

申請手続きは、先月同社がFDAに提供したデータと、米国やメキシコ、英国における2つの後期臨床試験で約90%の有効性が示されたことを踏まえて行われた。スタンレー・エルク最高経営責任者(CEO)は「われわれは当社のワクチンが、利用可能なワクチン群に新たな選択肢を与え、パンデミックとの闘いに貢献し得ると考えている」と述べた。

ノババックスが開発したのは遺伝子組み換えタンパク質のワクチンで、ファイザー/ビオンテックやモデルナなどが手掛けるメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンと異なる技術を用いている。ただこれまで開発や製造の面で幾つかの問題が生じ、FDAへの緊急使用許可の申請を何度も延期していた。

欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)と世界保健機関(WHO)は既にノババックスのワクチンを承認している。

またノババックスと世界最大のワクチン製造企業であるインドのセラム・インスティテュートは、新型コロナウイルスワクチンを共同購入して途上国に分配する国際的枠組みのCOVAX(コバックス)に11億回分余りを供給する方針も示している。